私も皆さんと同じ形で、感想をまとめてみました。
感想については、下記の2つの質問をさせていただきました。
①「クリスマスツリー」の作品についての感想を、自由に書いてください。
ご自身が演奏した曲を中心に書いていただけると嬉しいです。
②「クリスマスツリー」のレコーディングについての感想を、自由に書いてください。
リスト「クリスマスツリー」作品について
1874年「クリスマスツリー」を書きはじめた時のリストは63歳、いろいろ手が加えられて初版が出版された時には71歳、このリスト晩年の作品を詳しく知る事で、リストの凄さが分かり、以前にも増してリストの事が好きになりました。
リストといえば、「ピアノのパガニーニを目指そうと決意して超絶技巧の作品を残した」「イケメンのピアニストで当時のヨーロッパ中の女性を夢中にさせた」と語られますが、それはリストの一面に過ぎない事を知りました。
作品についても「パガニーニによる超絶技巧練習曲」が有名ですが、それはリストの作品のほんの一部で、ピアノ作品はもちろん歌曲や交響詩や宗教曲など私が今まで知らなかった作品の中に、素晴らしいものがたくさんある事に気づく事もできました。
これをきっかけに、もっといろいろな作品にも触れていきたいです。
「クリスマスツリー」は、当時16歳の孫娘ダニエラへのプレゼントで、易しい作品と言われていますが、全12曲それぞれタイプも異なり、内容も豊かなので、弾きこなすのはかなり難しいと思いました。
ダニエラはかなりピアノが上手だったんでしょうね。
今回は連弾に取り組みましたが、ぜひ今度はソロのバージョンを弾いてみたいです。
レコーディングについて
私はこれまでは生演奏が好きでした。みんなが同じ空間で、同じ音を聴く、その時に集まった人だけが聴ける、その時1度だけの演奏とその緊張感、そういうものが好きで、今までたくさんのコンサートに足を運んできました。そして自分も生徒さんも、生演奏で聴いてもらう事に力を入れてきました。
ですが最近はコロナの影響で生演奏を聴く機会が制限され、録画や録音で音楽を楽しむ機会が増え、またYouTubeなどが広まった事で、世界の音楽を家で簡単に、それもかなりいい状態で聴く事ができるようになり、考えも変わってきました。
今は亡き大家の演奏を聴ける、語り継がれている名演奏を聴ける、それは素晴らしい事です。そんな演奏はぜひ残して、これからも多くの人が聴けるようにするべきと思います。
またレコーディングには「最高の演奏を作り込む」というレコーディングだからできる事もあると思います。レコーディングは生演奏の代用品ではなく、生演奏とは違う良さもあるという事に気づきました。
レコーディングの技術はどんどん進化しているので、今後はレコーディングして音楽を発信する機会がもっと増えていくのではないでしょうか。本格的なレコーディングも特別な事ではなく、気軽に楽しめる様になるといいなぁと思います。
今回のレコーディングで、フランク先生と演奏できたのは大きな喜びです。フランク先生がリードしてくださったので、参加者全員力を出しっ切って、素敵な演奏をする事ができました。リストとダニエラもこんな感じで演奏したのでしょうか。
フランク先生とのレコーディングの音源や動画を、編集のため何度も何度も繰り返し見たり聴いたりする事からも、たくさんの事を学ぶ事ができました。今回の経験は私にとって宝物になりました。
フランク先生と私たちの演奏は、これからも残ります。今後たくさんの方に聴いていただけると嬉しいです。いろいろな形で発信していきたいと思います。
そして今回のレコーディングを1つのステップとして、これからも色々なレコーディングにチャレンジしてみたいと夢が膨らんでいます。
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