第4曲 誠実な人々よ来れ 東方三博士の行進

この曲は有名なラテン語のクリスマス・キャロル「Adeste Fideles」に基づいています。
神聖な演奏、ポップな演奏などyoutubeでは色々な動画が公開されていました。

2021年 ノートルダム
ルチアーノ・パバロッティとのクリスマススペシャル

 日本では、讃美歌111番「神の御子は今宵しも」として、クリスマスによく歌われます。
 私の母校、同志社女子中学高校のクリスマスページェントでは、聖歌隊の退場の時に歌われていました。

 東方の三博士とは、新約聖書でイエスの誕生の時に拝みにやってきたとされる、占星術の学者たちの事です。

ケルン大聖堂の右身廊の聖マリア礼拝堂の絵画「東方三博士の礼拝」
聖母子の両脇にひざまづいた2人と右後方で帽子を持つ男性が。東方三博士
東方三博士はケルン大聖堂に眠る

 曲には合唱と楽器の部分があります。
 「Adeste Fideles」の部分は合唱をイメージして柔らかく、行進曲風の勇敢な部分は楽器演奏をイメージして堂々演奏します。

 フィナーレの部分はaccelerandoで盛り上がり、クリスマス・キャロルのメロディーに基づく作品群4曲が華やかに終止します。
 そしてクリスマスの情景を描写した作品群に入っていきます。

 それでは、第4曲「誠実な人々よ来れ 東方三博士の行進」聴いてみてください。

 2021年10月31日 三和レコーディングスタジオにて録音

  Primo:磯部太美枝
 Scondo:リヒャルト・フランク

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